
0.1秒
アンクルホップ
Week 3
「ベースポジション」取り組んでみてどうだっただろうか?カンタンすぎた?意外と安定しなかった?15秒でもふとももの内側がつらくなった?「ベースポジション」は、シンプルに見えてもほとんどの人にとって初めて行う動きで、意外にも質を高めて行うことは難しいんだ。「できた」と思った人も、時間を見つけて、5秒でも10秒でもベースポジションをとるクセをつけていこう。次に行うのは、「アンクルホップ」だ。ただの両足ジャンプと何が違うか、よく見てほしい。
羽田先生の解説動画




1. 両足を腰幅に開き、真っ直ぐな姿勢のまま、身体をぶれないようにしながら、その場で弾む
2. 飛び上がった際につま先が下を向かないように、着地時に膝を曲げないように跳ねる
3. 腕は飛び上がるタイミングに合わせて軽く動かす
20回2セットを週2〜3回行おう。足の負担が大きいので実施日を1日以上あけよう。
アンクルホップの目的
アンクルホップの目的は、スプリントに必要な「足首を固めて弾む」動きを習得することだ。片足ずつ入れ替えて弾むスプリントの土台として、まずは、両足で足首を固めて弾む感覚を養おう。力強く地面を叩いて大きな乾いた音を出すようにトライしてみよう。
そのためには、普通のジャンプと違って足首を下に蹴らず、膝も曲げないこと。ふくらはぎや太ももの筋肉よりもお尻の筋肉を使って、足首と膝を固めて地面から跳ね返る力を感じよう。跳ね上がるタイミングで腕を軽く振り上げると、フワッと身体が軽く持ち上がる感覚を得られるはずだ。
すると足が地面に着いている時間が「0.1秒」になる。
これは拍手のときに両手の手のひらが当たっている一瞬と同じ長さだ。
足の接地をそれくらい短く弾むのが「ホップ」だ。