30m 50m 100m
測定せよ

Week 1

あなたが今、足が速くなりたい、と思う理由はなんだろうか?

 

運動会の徒競走でカッコよくテープを切りたい?

それともリレーの選手になりたいのか?

いや、毎日公園でやっている鬼ごっこでスイスイと逃げ切りたいのか?

ずっと頑張ってきた球技スポーツでもうちょっと足が速ければ武器になる?

陸上部に入れば速くなれると思ったけど、なんだか行き詰まっている?

 

あなたが今、足が速くなりたい理由をあらためてはっきりさせたら、まずは、現在の実力を数値で表そう。

測るべき距離は、30m、50m、100mの3つだ。

そのそれぞれで現時点でのタイムを測り、必ず日付と時間と天候(気温、風)をスマートフォンのメモアプリに記録しよう。

「足の速さ」には、30m、50m、100mでそれぞれ異なるテクニックが求められる。

走りに自信がある人もない人も、あらためてこの3つの距離で現時点での数値を記録するところから全てが始まる。

50mや100mの直線がとれない、あるいは、目的からしてもう少し短い距離でいい、という場合は、ひとまず30mだけでも良い。

とりあえず、一回なんとかして測って記録する、そこに自分の力でトライしてみてほしい。

複数回測るときは、休憩時間(30mなら3分、50mなら5分、100mなら10分)をしっかりとって行おう。

全力疾走は、自分で実感できない疲労が蓄積し、筋肉だけでなく神経の疲労も大きい。

日を分けて複数日でトライしたい場合は、2日以上の間隔をあけて実施しよう。

 

距離を測る方法 

陸上トラックが近場にあり、その利用にハードルを感じない人は、もちろんそこにある距離の目印を利用して計測することがベストである。

しかし、必ずしもその環境にない人も多いだろう。

そんなときも自宅の近所で、広めの歩道や公園、グラウンドなどいつでも自由に利用できる場所をまず探してほしい。

難しく考えず、気軽に探して、とりあえず試そう。より良い環境が見つかれば変えていこう。

距離の測定はスマートフォンのアプリを利用してかなり正確に行える。

目印となるミニハードルやカラーコーン、それもなければ水を入れたペットボトルなどを利用して、スタートとゴールの地点を設置しよう。

iPhoneでは標準でインストールされている「計測」アプリを使う。

Android端末では、距離計測アプリを適宜探してインストールする。

例えば、Measure がある。

タイムを測る方法 

タイム測定は、常に付き合ってもらえる補助者がいるのであれば、ストップウォッチで測ってもらっても良いが、一人だけで継続できる方法も知っておこう。

一人でタイムを測るにはゴール地点付近で、スタート地点も写る画角でスマートフォンをミニ三脚などで設置して動画撮影すれば良い。

スタートは自分のタイミングで自由にスタートし、その動き出しの瞬間から、ゴールの目印を身体が通過する瞬間までの動画を切り取った結果の動画時間がタイムになる。

標準の写真・動画閲覧アプリ内でも簡単に編集できるが、それだと0.1秒単位では表示されない。

できれば動画編集アプリ(iMovie、VNなど)を使ってコンマ1秒単位までは割り出そう。

SprintTimer - 写真判定 などの専門的有料アプリなら0.01秒単位で厳密な計測が可能になる。

陸上トラックで環境が整えられる人は、より高い精度で計測データを蓄積するのも良い。

ただ、日常的にトレーニングを継続していくためには、とりかかったり分析したりする方法は、できるだけ簡便な方法で行う方が挫折しにくい。

現時点でのレベルや環境に応じて方法を選ぶことが、継続と成長の秘訣だ。